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『9-1-1』第4話のあらすじと結末解説|海底に沈む旅客機とボビーが背負う148の十字架

コックピットで慌ただしく計器の点検にあたるパイロット

『9-1-1』第4話では、太平洋沖に墜落した旅客機の救助に挑む118分署の死闘と、登場人物たちの過酷な葛藤が描かれます。過去の自責から148人の命を救おうと誓うボビー、娘へのいじめに私情で制裁を下し停職処分を受けるアシーナ、そして愛する妻へ遺言を遺した乗客デイルと通信員アビーの対話など、重い決断と感情が交錯します。

項目内容
作品名9-1-1
シーズン・エピソードシーズン1 第4話
エピソード原題Worst Day Ever
主な事故ドックワイラー・ビーチ沖での旅客機墜落事故
118分署の指揮官ボビー・ナッシュ

ボビーの秘密の手帳と迫る航空パニック

ここから先は『9-1-1』第4話のネタバレを含みます。それぞれの選択と結末をじっくり追っていきますね。

ロサンゼルスの海岸線が大惨事に見舞われる直前、118分署の空気はどこか張り詰めていました。新人のバックは、隊長のボビー・ナッシュが使い古した手帳に見入っている姿を目にします。そこに並んでいたのは無数のチェック枠でした。バックがその数、148個の意味を何気なく尋ねた瞬間、ボビーは激しい怒りを露わにし、バックをロッカーへ乱暴に突き飛ばします。普段は冷静な指揮官が見せた取り乱し方に、思わず息を呑んでしまいますよね。実はその手帳、ボビーが過去の消せない過ちで命を落とした148人と同じ数の命を自らの手で救うと心に決めた、自分自身への重い贖罪の記録でした。

消火活動の合間に手帳について問い詰めるバック

その頃、シカゴを出発してロサンゼルスへ向かっていた民間旅客機に壊滅的なエンジントラブルと油圧制御の喪失が発生していました。計器が応答を失う絶望的な状況の中、機体はドックワイラー・ビーチ沖の太平洋へ急速に降下し、市内全域へ緊急出動の警報が鳴り響きます。

私情の逮捕劇と空港の混乱

墜落事故の数時間前、巡査部長のアシーナ・グラントは個人的な深い苦痛に直面していました。娘のメイが悪質なネットいじめを受け、命を絶とうとしたのです。夫マイケルの制止も聞かず、アシーナはいじめを主導したライラ・クリーディの居場所を突き止め、華やかな集まりの場へと乗り込みます。冷笑を浮かべる少女の態度に我慢が限界を迎えたアシーナは、その場で見つかった大麻を口実に現行犯逮捕に踏み切りました。

パトカーの中で物思いに沈むアシーナ巡査部長

警察署へ連行したものの、ライラの裕福な両親は権力の濫用だと猛反発し、即座に法廷闘争を起こすと威嚇してきます。アシーナは一歩も引きませんでしたが、その直後、沖合での旅客機墜落の知らせがロサンゼルス国際空港へ届き、ターミナルは騒然となります。現地へ向かったアシーナは、事故機に乗っている夫の安否を必死に気遣う身重の女性など、取り乱す家族たちを目の当たりにすることになります。

燃える海面と沈みゆく機内の救助劇

ドックワイラー・ビーチ沖に広がっていたのは、まさに地獄絵図でした。漏れ出したジェット燃料が波の上で激しく燃え盛り、真っ二つに裂けた機体には容赦なく海水が流れ込んできます。ボビー率いる118分署の面々は、火の海と化した海面へ迷うことなく救命ボートを出し、機体が海底へ没する前の一刻を争う救助を開始しました。

燃える海面を前に緊迫した表情を見せる救助隊員

水没が進む機内では、足が挟まれて動けなくなった母親が、幼い息子だけでも先に助けてほしいと救助隊に必死で懇願します。隊長として退避命令を受けながらも、ボビーは母親を見捨てることができず機内に留まり続けました。規律を破ってロープを手に水中へ潜り直したバックの機転によって、ボビーと負傷した母親のふたりは、機内が完全に水で満たされる寸前に間一髪で引き上げられました。

緊迫した救助の現場で隊員たちが身につけている装具や実用的な着こなしのディテールについては、『9-1-1』第4話の衣装解説でも取り上げています。

最期の無線記録と突きつけられた代償

墜落の混乱の中、生存が絶望的だと悟った乗客のデイル・マークスは、通信指令員のアビー・クラークへ電話を繋いでいました。デイルは妊娠中の妻アニーへ向け、最期の愛の言葉を録音として託します。アビーはその声を途切れさせることなく記録に残しました。後に指令センターを訪れたアニーへその音声を再生し、深い悲しみの中にあった彼女へ区切りの瞬間を届けることになります。

一方の空港では、航空会社の都合で8時間以上も機内に閉じ込められていた乗客たちが限界を迎えていました。亡くなった父親の棺の元へ急ごうとした乗客が警備員にテープで拘束される事態に発展し、アシーナが介入します。彼女は乗客全員を騒乱の容疑で警察の管理下に置くという機転を利かせ、強引に機体のドアを開けさせて人々を解放しました。

浸水が進む機内で決死の救助を続けるボビー隊長

ですが、娘のいじめ相手を私情で逮捕した一件は不問には付されませんでした。上司のメイナード署長からバッジと銃を取り上げられ、アシーナは調査が終わるまでデスクワークへの異動を命じられます。そしてボビーもまた、張り詰めていた心の糸が切れ、546日間守り続けてきた断酒を破ってしまいます。駆けつけたバックとヘンの前で涙を流すボビーの姿は痛々しいものでした。さらにアビーも、介護人を早く帰らせて疲労から眠り込んでしまった隙に、認知症を患う母親が玄関を開けて姿を消してしまうという不穏な事態に見舞われます。

極限の選択がもたらす重い結末や人間関係の摩擦については、『涙の女王』第15話あらすじと結末解説や、運命的な関係の変化を描いた『また!?オ・ヘヨン』第18話あらすじと結末解説でもそれぞれの葛藤が詳しく紐解かれています。

よくある質問

ボビー・ナッシュが148個のチェック枠がある手帳を持つ理由は何ですか?

過去に自身が関わった火災で148人の命が失われたことを悔やみ、その同じ人数の命を救うことで罪を償おうと決意しているためです。自分に課した贖罪の記録として持ち歩いています。

アシーナ・グラントがメイナード隊長から受けた処分の内容はどのようなものですか?

警察官としての権限を私的な復讐のために使ったとみなされ、警察バッジと職務用銃器を剥奪された上で、内部調査が終わるまで内勤のデスクワークへの配置転換を命じられました。

乗客のデイル・マークスは生還できましたか?

デイルは墜落事故で命を落としました。犠牲者名簿に名前が載ることになりますが、通信指令員のアビーが彼から託された最後の音声メッセージを大切に保存し、妊娠中の妻アニーへ届けています。

駐機場で足止めされていた乗客をアシーナはどのように解放しましたか?

航空会社が乗客の降機を頑なに拒んだため、機内の乗客全員を騒乱の現行犯として警察の公的拘束下に置く法的手段を取り、乗組員にドアを直ちに開けさせました。

出典