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『フォーハンズ』第5話あらすじ解説|ハルモニアコンクールの血染めの熱演とチェ・ジョンヨの失踪

点滴スタンドが置かれた室内で小紋柄の薄色シャツを着用し前を見つめる黒髪の男性

『フォーハンズ』第5話では、カン・ビオが音楽人生を懸けてチェコのハルモニア国際ピアノコンクールに挑みます。悪化する小指の負傷と祖父からの冷遇に耐え、鍵盤を血に染めながらラフマニノフを弾ききり万雷の拍手を浴びます。しかし最終審査へ向かうチェ・ジョンヨが謎の武装集団に襲撃され、物語は予断を許さない緊迫の展開を迎えます。

項目内容
話数第5話
放送局tvN
舞台ハルモニア国際ピアノコンクール(チェコ)
演奏曲ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
主な出来事指揮拒絶、血染めのピアノ演奏、チェ・ジョンヨの襲撃と失踪

病室の最後通告とチェコ・ハルモニアへの挑戦

前回の衝撃的な卒倒劇から続く『フォーハンズ』(原題:포핸즈)第5話。まずはネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意くださいね。病室のベッドで悪夢にうなされていたカン・ビオは、世界的指揮者である祖父カン・スンウンから音楽を諦めろと冷酷に告げられた痛手を抱えていました。しかし、ここで引き下がるビオではありません。自らのキャリアのすべてを懸け、チェコで開催されるハルモニア国際ピアノコンクールへの出場を決意します。

見舞いに訪れたチェ・ジョンヨに対し、ビオは優勝できなければ完全にピアノを辞めるという切迫した覚悟を突きつけます。本気で競い合おうと迫るビオに対し、ジョンヨはその挑戦を受け止め、ビオの闘争心に火をつけるために自身もコンクールへの参加を決めました。指導者であるヒョンスもふたりの出場を後押しし、誰の引き立て役にもなるなと力強い言葉で送り出します。前回の劇的な崩壊から立ち上がるふたりの覚悟は、『フォーハンズ』第4話のあらすじ解説でも振り返ることができます。

リハーサルの軋轢と小指の異変、指揮台での拒絶

チェコに降り立ったふたりを待っていたのは、過酷な特訓の日々でした。練習時間を極限まで増やしたビオの手には明らかな異変が現れます。小指に激しい腫れと炎症が生じ、異変にすぐ気づいたジョンヨは演奏を止めて手を休めるよう強く促しました。

開かれたピアノの横でボーダー柄の長袖トップスを着て視線を向ける男性

ところがビオは休養を拒み、母ジヘから渡された強い鎮痛剤に頼って練習を続行してしまいます。決勝まで耐え抜くよう求める周囲の重圧は、オーケストラとのリハーサルで最悪の形で爆発しました。指揮台に立った祖父スンウンは、ビオがピアノを弾き始めた直後に演奏を突然制止します。ほかの出場者には通常通りタクトを振る一方、ビオに対してだけは指揮を拒絶し、大勢の演奏者や関係者の前で孫を孤立させました。

雨の中の錯乱とドアの隙間から差し入れられた楽譜

大曲であるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番に向き合うプレッシャーは、ビオの精神を限界まで追い詰めていきます。神経をとがらせたビオは練習室の利用時間を巡って他の出場者と衝突しかけますが、間一髪のところでジョンヨが割って入りました。

そんな中、細かく書き込みをしていた大切な楽譜が突如として姿を消します。激しいパニックに陥ったビオは土砂降りの雨の中を飛び出し、湖の水辺に足を踏み入れて必死に楽譜を探し回ります。ずぶ濡れになったビオをジョンヨが力ずくで連れ戻しますが、絶望と指の痛みに押しつぶされたビオはベッドに倒れ込み、コンクールの棄権を口にしました。

ストライプ柄の寝具に身を沈めグレーのトップス姿で横たわる男性

すべてを投げ出そうとしたビオを救ったのは、ライバルであり友でもあるジョンヨの無私の行動でした。ジョンヨは一晩中寝ずに新しい楽譜へ自らの解釈、フレーズの息づかい、テンポの指示を丁寧に書き写します。そして「自分は全部覚えたから必要なら見ろ」という短いメモを添え、ビオの部屋のドアの下から楽譜を滑り込ませました。

手書きのメッセージが書き込まれた楽譜の余白を手で押さえる様子

その温かな想いに触れたビオは涙をこぼし、再びピアノに向かう力を取り戻します。

血染めの鍵盤が呼んだスタンディングオベーションと緊迫の拉致劇

迎えた決勝の舞台。ビオは端正な黒のタキシードに身を包み、張り詰めた面持ちでステージへと進み出ます。指の激痛を抱えながらラフマニノフの協奏曲へ全身全霊を注ぎ込むビオの指先からは血が滲み、白い鍵盤を鮮血で染め上げていきました。鬼気迫る渾身の熱演が終わると、ホール全体から惜しみない歓声とスタンディングオベーションが沸き起こります。

暗い客席の中で明るいブルーのジャケットを着て歓声を上げながら拍手する女性

しかし、栄光の瞬間と裏腹に戦慄の事件が起きていました。出番を控えてホールへ向かっていたジョンヨの移動車両が、見知らぬ言語を話す武装集団によって急襲されます。ジョンヨは車から脱出してタキシード姿のまま必死に森の中を疾走しますが、追手の銃撃を受けて倒れてしまいました。

木立を背景に黒のタキシードと蝶ネクタイ姿で必死に疾走する男性

舞台袖に戻ったビオは、ジョンヨが会場に到着しておらず車ごと行方不明になった事実を知らされます。動揺する母ジヘの表情を見たビオの心に冷たい疑惑が芽生え、事態は『フォーハンズ』第6話のあらすじ解説へと緊迫のまま連なっていくことになります。劇中のフォーマルなタキシードや爽やかなシャツの着こなしに興味がある方は、『フォーハンズ』第5話の衣装解説で詳しく触れています。

よくある質問

カン・ビオがハルモニア国際コンクールへの出場を決意した理由は何ですか?

祖父である指揮者カン・スンウンから音楽を諦めるよう告げられたビオが、自身の音楽生命を懸けて再起を証明するために出場を決めました。優勝できなければピアノを永久に辞めるという覚悟を固めて挑んでいます。

指揮者カン・スンウンはなぜビオのリハーサル指揮を拒否したのですか?

チェコでのオーケストラ合同練習中、スンウンはビオが演奏を始めた直後に曲を止め、ほかの誰かに指揮を頼むよう言い放ちました。他の出場者の指揮は務めながら、孫であるビオだけを名指しで拒絶し孤立させました。

決勝当日にチェ・ジョンヨの身に何が起きたのですか?

会場への移動中、ジョンヨの乗った車両が見知らぬ言語を話す武装集団に急襲されました。ジョンヨは車から逃れて森の中を走って逃走を図りましたが、背後からの銃撃を受けて倒れ、会場に到着できないまま消息を絶ちました。

出典