本文へ移動
Nandagorae Japan
English
ドラマガイド

フォーハンズ 第9話解説|ジョンヨがビオに託した協奏曲と初演の意味

第9話、ピアノで協奏曲の譜面を弾くビオ

tvNドラマ『フォーハンズ』第9話では、指揮者のジョンヨが5年近くかけて完成させたピアノ協奏曲の譜面をピアニストのビオに手渡し、初演のソリストを頼みます。協奏曲は独奏者とオーケストラが対等に語り合う曲で、初演は作品を世に初めて披露する演奏です。この依頼は、過去の痛みを抱えた2人が音楽のパートナーへ踏み出す転機になります。

項目内容
作品名『フォーハンズ』
放送局tvN
該当話第9話(全12話)
協奏曲の完成までにかかった期間5年近く
ジョンヨがピアノを弾けなくなった理由9年前に右肩を撃たれ、指の神経を傷めたとみられるため
主な場面16分ごろ 初演の依頼/20分ごろ 負傷の告白/29分ごろ 共同作業の提案/40分ごろ ビオの演奏を聴く

第9話で起きたこと:自作の協奏曲をビオへ

tvNドラマ『フォーハンズ』第9話では、指揮者のチェ・ジョンヨが、ピアニストのカン・ビオの静かな練習室を自作の譜面を手に訪れます。譜面を渡しながら、彼はピアノ協奏曲を書いたこと、そして完成までに5年近くかかったことを打ち明けます。

協奏曲は独奏者とオーケストラが対等に対話する音楽で、初演はまだ誰も演奏していない作品を初めて世に送り出す場です。第9話のこの静かなやり取りは、過去の対立や共有する痛みを越え、本当の意味での芸術的なパートナーシップへ向かう転機になっています。

第9話、日の差し込む練習室にいるジョンヨ

押さえておきたい音楽用語:協奏曲・初演・ディベロップ

ジョンヨとビオの会話には、物語の上でも重い意味を持つクラシック音楽の言葉が登場します。

  • 協奏曲(コンチェルト): 独奏楽器(ここではピアノ)が、単なる伴奏役としてではなく、オーケストラと対等な立場で語り合い、競い合い、調和していく大きな楽曲です。
  • 初演: 新しい作品を初めて公の場で演奏することです。作曲家にとっては自分の作品が世に出る瞬間であり、ソリストにとっては最初の演奏者として、後の基準となる解釈を示す役目を担うことを意味します。
  • ディベロップ: 作曲やリハーサルで、モチーフや響きの重なり、強弱を練り上げていく作業のことです。ジョンヨはこの言葉を、音符を機械的に弾かせる指示ではなく、一緒に曲を形にしていこうという誘いとして使っています。

「この曲を初演してください」5年近くかけた一曲

第9話の16分ごろ、日の光が差し込む練習室で、ジョンヨは譜面を置きます。完成までに5年近くかかったと話したうえで、ソリストとしてビオを指名します。

「ビオさん、この曲を初演してください」

ビオは自分にはできないと答え、こう問い返します。

「僕に何の資格があって、そんなことを?」

過去にとらわれたビオは、自分が再び舞台に立ってよいのか迷っています。それでもジョンヨの申し出は、単なる仕事の依頼ではありません。ビオを音楽の世界へ連れ戻そうと差し伸べられた手でもあるのです。

第9話、目を伏せて会話するビオ

ジョンヨが指揮棒を取った理由:痛みを原動力に

2人のやり取りの核にあるのは、ジョンヨが鍵盤から離れざるを得なくなった負傷です。第9話の20分ごろ、彼は自分の過去を率直に語ります。

9年前に右肩を撃たれ、そのせいで指の神経を傷めたようだと明かします。日常生活は送れるものの、ピアノを弾くことはできなくなりました。

「音楽家から音楽を奪ったら、地獄しか残りません」

自分の手で鍵盤を鳴らせない絶望を味わってきたジョンヨだからこそ、舞台に立つ資格がないと感じるビオの気持ちを誰よりも理解しています。この曲を引き受けることが、ビオが抱えてきた罪悪感を償いへと変える機会になるかもしれないと示しながら、自分の音楽を世に届けられる唯一の演奏家として、ビオに深い信頼を寄せています。

第9話、並んで座るジョンヨとビオ

「一緒に作っていく」ライバルから共演者へ

ジョンヨの新作協奏曲の話が広まると、注目の初演をめぐる思惑に周囲の関心が集まります。それでもジョンヨの姿勢は、あくまで共同作業です。29分ごろ、彼はビオに穏やかに提案します。

練習のあいだ、モチーフをどう形づくっているかを自分に相談してほしいと伝え、同じ創作の気持ちで譜面に向き合おうと持ちかけます。

「一緒に作っていく感覚で」

この言葉を聞いたビオは、すぐに承諾します。作曲家とソリストは仕事上の緊張を脇に置き、対等なパートナーとして音楽を築いていく道を選びました。この言葉をきっかけに、ビオはこの曲を自分の舞台として受け入れ始めます。

40分ごろには、ジョンヨが「聴いてみましょうか」と声をかけ、ビオが準備してきた演奏に耳を傾けます。2人の音楽的な対話が、ようやく動き出したことがわかる場面です。

これからの見どころ:初演への道のり

第9話では2人の音楽が少しずつ重なっていく一方で、9年前の出来事の真相が表に出始め、緊張感も残っています。明かされていく事実の中で、ジョンヨとビオが2人の音を守り抜けるかどうかが、今後の大きな軸になりそうです。

譜面の上にあるピアノ協奏曲が、生きた演奏会の音楽へとどう変わっていくのでしょうか。その過程がドラマのクライマックスを支えていくことになりそうです。

今週放送中の韓国ドラマ全体の動きは韓国ドラマ視聴率ランキング【2026年9月第3週】で、ほかの話題作の推移は『財閥×刑事2』 視聴率推移まとめでご覧いただけます。

よくある質問

『フォーハンズ』第9話で、ジョンヨはビオに何を頼みましたか?

5年近くかけて完成させた自作のピアノ協奏曲を手渡し、そのソリストとして初演してほしいと頼みました。16分ごろの場面です。

ビオはなぜ初演の依頼をすぐに受けなかったのですか?

過去にとらわれ、自分が再び舞台に立つ資格があるのか迷っていたためです。「僕に何の資格があって、そんなことを?」と問い返しています。

協奏曲(コンチェルト)とはどんな曲ですか?

独奏楽器が伴奏役ではなく、オーケストラと対等な立場で語り合い、競い合い、調和していく大きな楽曲です。この作品ではピアノが独奏楽器です。

「初演」はソリストにとってどんな意味がありますか?

初演は新しい作品を初めて公の場で演奏することです。ソリストは最初の演奏者として、後の基準となる解釈を示す役目を担います。

ジョンヨがピアノを弾けなくなった理由は何ですか?

9年前に右肩を撃たれ、指の神経を傷めたとみられるためです。日常生活は送れるものの、ピアノは弾けなくなったと20分ごろに語っています。

ジョンヨが使う「ディベロップ」とはどういう意味ですか?

作曲やリハーサルで、モチーフや響き、強弱を練り上げていく作業のことです。ジョンヨは、一緒に曲を形にしていこうという誘いとしてこの言葉を使っています。

『フォーハンズ』はどこの放送局で、全何話ですか?

tvNで放送されているドラマで、全12話です。第9話は終盤に入る重要な回にあたります。

出典

関連記事