本文へ移動
Nandagorae Japan
English
ドラマガイド

『愛がやってくる』第20話あらすじ解説|青空を取り戻したギュオの再起とギュリムの痛切な反発

対質尋問を終えてムジンに胸の内を打ち明けるギュオ

『愛がやってくる』第20話では、詐欺被害で部屋に閉じこもっていた弟のギュオが、ムジンの静かな励ましを受けてようやく外へ一歩を踏み出します。一方、長女のギュリムはムジンが過去に自分を守るため財閥後継者の立場を捨てた重荷に耐えかね、わざと派手な装いで彼のレストランを訪れて突き放そうとします。

項目内容
作品名『愛がやってくる』
放送話数第20話
全国世帯視聴率14.7%(ニールセン・コリア)
放送局・放送枠KBS 2TV、土日 20:00
主要キャストアン・ヒヨン、ハ・ソクジン、ペ・ユンギュ、リュ・スンス、チン・ギョン

部屋の闇から青空へ、日常を取り戻すギュオの再起

詐欺師のソン・ジヨルとの対質尋問を終えた後、弟のギュオは心に深い傷を負い、暗い部屋に閉じこもったまま2週間を過ごしていました。画面は狭い部屋の陰影を強調したミディアムショットで捉えられ、詐欺被害が人の尊厳をどれほど奪うかが静かに伝わってきます。

対質尋問を終えてムジンに胸の内を打ち明けるギュオ

そんなギュオの隣に腰掛けたムジンは、ありきたりな慰めではなく、かつて自分が彷徨っていた時期の話を穏やかに語り聞かせます。歯を磨き、顔を洗い、温かいごはんを口にして空を見上げること。当たり前の日常動作を一つずつ重ねるよう促すアドバイスが、ギュオのこわばった心をほどいていきます。

ギュオに日常の大切さを伝え励ますムジン

その素朴な後押しが背中を押し、ギュオはついに外へ出て青空の写真を撮り、家族に送信します。画面が切り替わり、幼いギョリの隣で涙を流すギュリムの姿が映し出されます。一家の家計を背負い続けてきた姉にとって、弟が再び陽の光を見上げた瞬間は、何よりの救いだったのだと感じさせられます。

ギュオが送った青空の写真をギョリと見て涙ぐむギュリム

この場面で登場人物たちが身につけていた落ち着いたジャケットや日常の重ね着スタイルが気になる方は、『愛がやってくる』第20話の衣装解説もあわせてご覧ください。

コンビニの山積みの飲み物とレオパード柄に込めた拒絶

『愛がやってくる』(原題:사랑이 온다)の物語は、ふたりの距離感にも切ない波乱を呼び込みます。ムジンは大根の水キムチを受け取るという口実を作っては早朝からスラガンのおかず屋に顔を出します。ギュリムが牛乳を飲みたいと何気なく口にすると、彼はすぐに走り出し、近所の棚を買い占めるほどの勢いで大量のボトルをカウンターに並べてみせます。

選んで飲めるようコンビニで買ってきた飲み物を並べるムジン

しかし、その飾らない優しさに直面したギュリムは素直に受け取ることができません。財力をひけらかして自分を見下しているのかと冷たい言葉を投げつけ、路地裏へ足早に去っていきます。震える唇を噛みしめながらひとり涙をこらえる横顔が、彼女が抱える罪悪感の深さを物語っています。

ムジンを冷たく突き放し路地裏で気持ちを抑えるギュリム

親友のフンシクと温かい屋台のおやつを食べながら、ギュリムは苦しい胸の内を明かします。8年前、ムジンは彼女のそばにいるために財閥家との縁を断ち、唯一の後継者としての立場を捨てていました。その巨大な犠牲を知ったギュリムにとって、彼の献身的な愛情は受け止めるほど自分を責め立てる重荷になっていたのです。

フンシクの差し入れを食べながらムジンの過去を明かすギュリム

彼を完全に諦めさせようと考えたギュリムは、あえて派手なレオパード柄のトップスを身にまとい、ムジンの高級イタリアンレストランへ乗り込んで無作法に振る舞うという自暴自棄な作戦に出ます。この緊迫した場面の装いや着こなしについては、『愛がやってくる』第21話の衣装解説で詳しく触れられています。

ヒョウ柄の服を着てムジンのレストランに現れたギュリム

家族の絆の反転と窓の外から向けられる冷たい視線

姉が自ら幸せを手放そうとする姿を見て、立ち直りかけたギュオは黙っていられません。ムジンの粘り強い誠実さを誰よりも近くで見ていたギュオは、ムジンを責めるくらいなら自分を責めてくれと姉に必死で訴えかけます。これまで守られる側だった弟が、ふたりの関係を支えようと前に出る頼もしい変化が見て取れます。

姉のギュリムに向かってムジンをかばうギュオ

一方、気ままな父親のソクジュンが前触れもなくレストランに現れる場面では、空気がふっと和らぎます。ムジンは礼儀正しく出迎え、上質なステーキと最高級ワインを振る舞います。その手厚いもてなしに気を良くしたソクジュンは、あっさりとムジンを未来の婿候補として認め、心強い味方に回ります。

レストランを訪れたギュリムの父ソクジュンを丁寧にもてなすムジン

店内に温かい灯りがともる一方で、通りの向かいには不穏な気配が漂っていました。黒塗りの車内からレストランを見つめるムジンの母、ホン・オクソン会長です。暖色に包まれた店内の光と、冷たい影が落ちる車内のコントラストが、ギュリムを決して受け入れないという母親の固い意志を鋭く際立たせています。

車内から息子の店を見つめ交際に反対するホン・オクソン

この対立がどのような波乱へと発展していくのか、気になる続きの流れは『愛がやってくる』第21話あらすじ解説で追うことができます。

よくある質問

ギュリムがムジンのレストランにヒョウ柄の服を着て押しかけた理由は何ですか?

ムジンに幻滅されて関係を終わらせるため、わざと品のない派手な服装と失礼な態度をとりました。8年前にムジンが自分との関係を守るために財閥の後継者としての立場を捨てていた事実を知り、その重い犠牲に対する激しい罪悪感に耐えられなくなったためです。

詐欺の取り調べのあと、ギュオはどのように立ち直りのきっかけを掴みましたか?

部屋に閉じこもるギュオのそばにムジンが寄り添い、洗顔や食事、空を見上げることといった当たり前の日常習慣を一つずつこなす大切さを伝えました。その助言に励まされたギュオは自力で外へ出て、澄んだ青空の写真を姉に送ることができました。

ギュリムの父ソクジュンがムジンの店を訪れた際、どんな反応を見せましたか?

抜き打ちで様子を見に現れたソクジュンでしたが、ムジンから敬意を込めた丁寧な挨拶とともに上質なステーキとワインのもてなしを受け、すっかり満足してムジンを気に入る様子を見せました。

ラストシーンでホン・オクソン会長が見せた動きは何を予告していますか?

通りの向かいに停めた車内から息子の店を冷たく見下ろし、ギュリムを絶対に家族として認めないという強い拒絶の姿勢を示しました。今後の展開でふたりに立ちはだかる厳しい試練を予感させています。

出典