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『怪しい宮女』第8話あらすじ解説|天然痘パニックと暴かれた正体

都で天然痘が流行し第14皇子に知らせを伝えるヤ・グム

『怪しい宮女』(原題:수상한 궁녀)第8話では、都に広がる天然痘の恐怖を利用してタン妃を隔離へ追い込んだナン妃が、予防の秘薬を差し出して後宮の実権を掌握します。一方、倒れた第14皇子を献身的に看病したヤ・グムは病が水疱瘡であると見抜きますが、現代の思い出話を怪しんだ皇子から故郷の家族について問われ、偽者であることが露呈します。

項目内容
該当エピソード第8話
後宮の緊迫事態都の疫病騒動に伴うタン妃の住まい全面封鎖とナン妃の台頭
病の真相第14皇子の発疹は猛威を振るう天然痘ではなく軽度の水疱瘡
最大の転換点第14皇子が故郷の記憶を尋ねることでヤ・グムの正体に気付く展開

タン妃の隠蔽工作と宮殿の全面封鎖

都で天然痘が猛威を振るい始めたという知らせが宮中に届き、各門には武装兵が配置され、物々しい警戒態勢が敷かれます。そんな緊迫した状況のなか、身ごもっているタン妃は朝起きた瞬間に異変を察知し、鏡に映った自分の顔に無数の赤い発疹を見つけて激しく取り乱します。

顔の異変に気付き慌てて鏡を探すタン妃

侍女のジン・アが太医を呼ぼうとしますが、タン妃は必死に制止します。皇室の後宮において、世継ぎを宿した身でありながら最初の感染者として知られれば、皇帝の寵愛を失うだけでなく、即座に隔離されて罪人扱いを受けかねないからです。タン妃は発疹を隠すために濃い化粧を命じ、宮外の実家から密かに天然痘の治療薬を取り寄せようと画策します。

しかし、この危険な賭けはあっけなく崩れ去ります。門番の警備兵によって外部からの生薬包みが摘発され、事態を知った皇帝は激怒してタン妃の居所を完全に封鎖するよう命じます。出入り口を板で固められるなか、タン妃はナン妃から贈られた布地に毒が仕込まれていたと叫びますが、誰の耳にも届かないまま冷たく閉ざされてしまいます。

ナン貴妃の台頭とヤ・グムの献身的な看病

タン妃が隔離されて絶望に沈むなか、ナン妃は皇帝と太后の前で素早く立ち回ります。自ら用意した民間の予防薬を宮中に献上し、感染症の拡大を防ぐ手柄として認められたのです。この機転を高く評価した皇帝により、ナン妃は後宮の統括権とともに貴妃の称号を授かり、一気に権力の頂点へと駆け上がります。

天然痘予防の秘薬を皇帝に献上するナン妃

一方、病の影は第14皇子の居所にも忍び寄ります。皇子が高熱を出して倒れ、肌に発疹が現れると、ヤ・グムに移ることを恐れて部屋から遠ざけようとします。しかしヤ・グムはその場を離れることを拒み、住まいの出入りを禁じて侍従たちを遠ざけると、自らつきっきりで看病を始めます。

第14皇子の看病を自ら引き受けるヤ・グム

かゆみのあまり激しく肌を掻きむしる皇子を見て、ヤ・グムは傷痕や化膿を防ぐために布紐で皇子の手首をやむなく拘束します。熱にうなされる皇子を落ち着かせるため、彼女は自分がいた21世紀の現代世界の光景をまるでおとぎ話のように語り聞かせます。巨大なコンサート会場、まばゆいペンライト、きらびやかなステージの話を聞きながら皇子は眠りに落ちていきます。

翌朝、事態は急転します。皇子の発疹が予想以上に早く引き始めたのです。現代の医学知識を持つヤ・グムは、重篤な天然痘がこれほど短期間で改善するはずがないと気付き、皇子の病気が命に関わる天然痘ではなく軽度の水疱瘡であったことを突き止めます。

作中の緊迫した宮廷場面で登場する伝統衣装や装飾品のディテールが気になる方は、『怪しい宮女』第8話の衣装解説で装束の合わせ方を確認できます。また、宮廷劇の優美なヘアアクセサリーに興味があるなら『錦嚢妙録』第8話の衣装解説や、晴れやかな装身具をまとめた『雀骨』第12話の衣装解説と見比べてみるのも楽しい選択肢です。

反撃の同盟と暴かれたヤ・グムの正体

都のパニックがナン貴妃による権力奪取の筋書きであったと察知したヤ・グムは、対抗策に動きます。過去にナン一族によって両親を追い落とされた恨みを持つヘ貴人に秘密裏に接触し、ナン貴妃が皇后の座に就くのを阻むための同盟を結びます。

この策略はすぐに効果を現します。皇帝がヘ貴人のもとを訪れた際、皇帝自身の肌にも突然の炎症と発疹が現れたのです。ヘ貴人はすかさず、居所から一歩も出ていなかったタン妃がなぜ外部の疫病に真っ先に冒されたのかという不審な点を皇帝に耳打ちします。何者かの意図的な細工を疑い始めた皇帝は、疫病騒動全体の再調査を命じます。自らの策略が暴かれそうになったナン貴妃は、生薬の調達に関わった関係者の口封じを配下に命じます。

しかし、最大の波乱は主役ふたりの間で訪れます。病床でヤ・グムが語った不思議なコンサートの話に引っかかりを覚えていた第14皇子は、彼女の出自を探るため静かに問いかけます。ヤ・グムの出身地とされる芙蓉鎮の名物料理や、父親であるはずのシム・テジュの名を投げかけますが、ヤ・グムは全く見当がつかず言葉に詰まってしまいます。

目の前で立ち尽くす彼女の姿を見た皇子は、仕えている宮女が本物のイェ・グムではなく、何者かが成り代わった偽者であることを確信します。

後宮劇での緻密な罠や策略の応酬をさらに楽しみたい方は、緊迫した罠の構造を紐解く『月上重火』第24話のあらすじと結末解説も合わせて追ってみてください。

よくある質問

なぜタン妃は太医を呼ばずに発疹を隠そうとしたのですか?

都で天然痘が猛威を振るうなか、懐妊中の身で宮中最初の感染者と見なされれば、皇帝の寵愛を失い即座に隔離されて皇族の血統を危険に晒した罪に問われることを恐れたためです。

ナン妃はどのようにして貴妃の地位を手に入れたのですか?

疫病による後宮内の混乱と恐怖に乗じ、民間から入手した予防の秘薬を皇帝と太后に献上したことで深い信頼を得て、後宮の統括権とともに貴妃の称号を授けられました。

第14皇子が患っていた病気は本当に天然痘だったのですか?

天然痘ではありませんでした。高熱が引き、顔の発疹も数日で急速に治まった様子を見たヤ・グムが、自身の現代知識をもとに重篤な天然痘ではなく軽度の水疱瘡であったことを見抜きました。

第14皇子はなぜヤ・グムが偽者であると気付いたのですか?

高熱の際に聞いた現代のコンサートの話に違和感を覚えた皇子が、彼女の出身地とされる芙蓉鎮の名物料理や父親のシム・テジュについて尋ねたところ、ヤ・グムが全く答えられなかったためです。

出典