『怪しい宮女』(原題:수상한 궁녀)第11話では、恵嬪を陥れようとしたソ貴人の謀略をヨプ・グンが見破ります。さらに小説の結末で戦死する運命にある第14皇子を救うため太后へ直訴し出征を阻止。皇子からの求婚に対し現代へ帰る秘密を打ち明けますが、ナム貴妃による偽装懐妊の陰謀に巻き込まれ新たな命の危機に直面します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 怪しい宮女(原題:수상한 궁녀 / 这个宫女不太冷静) |
| 該当話数 | 第11話 |
| 全話数 | 全12話 |
| 放送局・配信元 | Channel China、TVING |
| 主演キャスト | アン・ユエシー(沈初夏 / ヨプ・グン役)、リュウ・ミンハオ(第14皇子役) |
花のかんざしが暴く偽装工作と恵嬪の危機
恵嬪の懐妊が宮中に知れ渡ると同時に、後宮の寵愛争いは一気に激しさを増していきます。ライバルの台頭を恐れたソ貴人はすぐさま動き出し、未解決となっていた刺繍宮女・秋雨(チュウ)の殺害事件を恵嬪に着せようと企みました。現場に残されていた物証と称して花の髪飾りを皇帝の前に差し出し、恵嬪を追い詰めようとします。

しかし現代の医師としての知識と観察眼を持つヨプ・グンは黙っていませんでした。遺体の発見現場を自ら目撃していた彼女は堂々と前に進み出ると、真の犯行現場から回収されていたもう一本のかんざしを提示します。その装飾がユ答応のものであることを冷静に証明し、ソ貴人が持ち出した証拠が後から捏造された罠だと暴きました。


玉座を欺こうとした嘘に皇帝は怒りを露わにし、偽証に関わった者たちへの杖刑を即座に下します。恵嬪の疑いは晴れましたが、後宮に渦巻く陰謀はさらに深く根を張っていました。宮廷の裁判で用いられた華麗な装飾品の数々については、『怪しい宮女』第8話の衣装解説でも詳しく取り上げています。
小説の悲劇を書き換える太后への直訴
西南の国境で反乱が勃発したとの急報が都へ届き、太后は統括指揮官として第14皇子を推薦しようとします。その報せを聞いたヨプ・グンは強い衝撃を受けました。転生前に読んでいた原作小説の中で、まさにこの西南遠征こそが皇子が戦死を遂げる運命の戦いだったからです。

皇子を死なせるわけにはいかないと決意したヨプ・グンは、厳罰を覚悟で太后の元へ直訴に向かいます。兄弟間の偏愛と不和が皇族の共倒れを招いた歴史の故事を引き合いに出し、皇子を軍事政治の渦中に放り込むことが一族の破滅に繋がると訴えました。

身分を越えた発言として体罰を受けることになったものの、彼女の決死の訴えは太后の心を動かし、出征の命令は取り消されました。『怪しい宮女』第8話あらすじ解説で見せた受け身の防御から一歩進み、ヨプ・グンは愛する人の命を守るために定められた物語のレールを自らの手で書き換え始めます。
時を超えた求婚とナム貴妃の偽装懐妊
罰を受けて床に伏せるヨプ・グンの元へ、第14皇子が静かに訪れます。宮中の果てしない血の争いから彼女を遠ざけ守り抜くため、皇子は正式な妻である福晋になってほしいと心の内を打ち明けて求婚しました。

しかしヨプ・グンは涙を流しながらその申し出を断ります。自分は現代から迷い込んだ人間であり、徳嬪を皇后の座へ就かせることが元の世界へ戻る唯一の道であるため、この時代に根を下ろす約束はできないと秘密を明かしました。

信じがたい告白にもかかわらず、第14皇子は疑うことなく彼女を受け入れ、どこから来ていつまで共にいられるとしても最後まで傍に寄り添い守り抜くと誓います。

心が通じ合ったのも束の間、新たな波乱がふたりを襲います。長年不妊に悩んでいたはずのナム貴妃が突然の懐妊を発表しました。しかし診脈を行い身体の反応を確かめたヨプ・グンは、それが身体を害する薬で作られた偽りの懐妊であることを見抜きます。


秘密を知られたナム貴妃は仮面を脱ぎ捨て、皇帝へ真相が届く前にヨプ・グンを始末しようと敵意をむき出しに迫ります。緊迫した宮廷シーンを彩った装飾や衣装の魅力については、『怪しい宮女』第11話の衣装解説で紹介しています。
よくある質問
第11話でヨプ・グンはどのようにして恵嬪の無実を証明したのですか?
ヨプ・グンは刺繍宮女が命を落とした現場を自ら目撃していた事実を明かしました。そして現場に残されていた真の証拠であるユ答応のかんざしを提示し、ソ貴人が差し出したかんざしが恵嬪を陥れるために仕組まれた偽証拠であることを白日の下に晒しました。
ヨプ・グンが第14皇子の西南への出征に強く反対したのはなぜですか?
現代から転生したヨプ・グンは原作小説を読んでおり、西南の戦役で第14皇子が戦死する運命を知っていたためです。皇子の命を何としても救うべく、兄弟間の権力争いや破滅を招いた歴史の教訓を挙げて太后へ決死の訴えを行いました。
ナム貴妃の突然の懐妊発表にはどのような真相があったのですか?
実際には妊娠しておらず、後宮での権力を掌握するために懐妊の症状を装う薬を服用していた偽装でした。診脈と症状を詳しく確認したヨプ・グンが薬による身体の異変を見破り、企みが露見することを恐れたナム貴妃から命を狙われる事態へと発展します。
ヨプ・グンが第14皇子からの求婚を断った理由は何ですか?
自身が現代の世界からやって来た人間であり、徳嬪を皇后の座へ就かせることが元の世界へ戻る唯一の手段だと考えていたためです。この時代に永住する覚悟が定まらず、皇子の真摯な想いに涙しながらも求婚を受け入れることができませんでした。